今夜、『若者のすべて』関連のtweetを検索すると、再度、LINE取締役CSMOの舛田淳氏の次の呟きを見つけた。
舛田淳 Jun Masuda @masujun
皆様からの反響を見ているうちに製作陣の想いが溢れ出してしまい、新たに30秒Verも作ってしまいました。 どうぞご覧ください。
「30秒Ver」!
皆の反響が制作者の想いを溢れ出させたとはなんということだろうか。
早速、youtubeを見ると、《【WEB限定】LINEモバイル: TVCM 〜 虹篇 〜 30秒ver. 2018/7/26(木)より放送のTVCM『虹篇』 フジファブリックの楽曲「若者のすべて」と、のんさんの演技が反響をいただいているため、WEB限定で少しだけ長い特別篇を公開いたしました!》という詞書きがあり、次の映像が公開されていた。
「30秒ver」では次の部分の歌詞までが流されている。
最後の花火に今年もなったな
何年経っても思い出してしまうな
ないかな ないよな きっとね いないよな
会ったら言えるかな まぶた閉じて(浮かべているよ)
「15秒ver」では断片的だった歌詞が、「30秒ver」になってようやく『若者のすべて』としてのまとまりを得た。この歌詞を支えているのは次の四つの文節である。この箇所がないと、この歌の実質が失われてしまう。
ないかな
ないよな
きっとね
いないよな
「な」の音が六回繰り返されている。「な」の響きが「(い)ない」という意味を押し出すようにして、何かの不在を描き出している。
CM映像は「のん」ちゃんが、音としては聞こえない台詞を話している。不在の台詞の背後で、「ないかな ないよな きっとね いないよな」という不在を伝達する志村正彦の声が響いている。「のん」という女優名があたかも「non」、否定、不在の刻印を帯びているようでもある。
そのような分析はやはり、ない、のだろうが。
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