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2016年7月24日日曜日

プロフェッショナルな監督

 昨夜は、残留争いの直接対決となったヴァンフォーレ甲府vs名古屋グランパスをスカパーで観戦。甲府が3:1で勝利、7試合ぶりに勝点3を得た。名古屋の監督小倉隆史が終了後しばらく沈み切った表情でベンチに座っていた。その姿がやるせなかった。
 彼は2003年から2005年まで在籍、苦しかった時代の甲府の中心選手だった。自分が在籍し、引退したチームと監督として残留をかけて闘う。皮肉で過酷なめぐりあわせだった。

 今日、FC東京の城福浩監督が解任された。成績低迷が理由だ。彼も甲府の元監督だった。城福は2012年から2014年まで甲府の監督としてJ2優勝、J1昇格そして2シーズン残留という見事な成果を上げた。甲府を取り巻く状況に限界を感じたのか(このことはよく理解できるが)、一昨年退任し、今年から古巣の監督に戻った。だから、この解任も皮肉な過酷な結果となった。

 「監督には二通りしかない。クビになった監督と、これからクビになる監督だ」(ハワード・ウィルキンソン)という名言がある。ユーモアにくるめらているが、現実的なあまりに現実的な、むきだしの言葉だ。
 サッカーの監督は厳しい。プロスポーツという勝負の世界だからこそ、仕方がないのかもしれない、容認されるのかもしれない、だが、それでも、厳しすぎる。「プロフェッショナル」としての厳格さがこれほど求められることは他のスポーツにはない。

 甲府の佐久間悟監督もこのところ、追い込まれている表情を見せている。昨夜の勝利で一息つけるといいのだが。状況は変わらないので、つかの間の一息にすぎないのだろうが。今回の補強は成功し、怪我人も戻ってきた。状況が本当の意味で好転してほしい。

 虹の話題が何回か続いた。自然な流れとして、フジファブリック『虹』をよく聴いている。

 週末 雨上がって 虹が空で曲がってる
 グライダー乗って 飛んでみたいと考えている  (作詞作曲・志村正彦)


 「週末 雨上がって」という繰り返しが耳にこびりつく。Jリーグのかなりの試合は「週末」に開催される。勝敗の結果によって、週末雨上がるか、それとも、雨が続くのかが決まる。サポーターにとって、週末のリズムやメロディが変わる。
 昨夜のヴァンフォーレ甲府は、雨が上がり、ほんのわずかの間だけかもしれないが、小さな虹が見えたような気もする。「グライダー乗って 飛んでみたい」気分にもなる。楽観はしない。でも、何かを期待してしまう。

 城福監督に贈る言葉としては今はこれしか浮かばない。analogfishが歌っている。

 No Rain No Rainbow

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