公演名称

〈太宰治「新樹の言葉」と「走れメロス」 講座・朗読・芝居の会〉

公演概要

日時:2025年11月3日(月、文化の日)開場13:30 開演14:00 終演予定 15:30/会場:こうふ亀屋座 (甲府市丸の内1丁目11-5)/主催:甲府 文と芸の会/料金 無料/要 事前申込/先着90名 *下記の申込フォームからお申し込みください。

公演内容

公演内容:第Ⅰ部 講座・朗読 「新樹の言葉」と「走れメロス」講師 小林一之(文学研究 山梨英和大学特任教授)朗読 エイコ、第Ⅱ部 独り芝居 「走れメロス」俳優 有馬眞胤(劇団四季出身、蜷川幸雄演出作品に20年間参加、一篇の小説を全て覚えて声と身体で演じる)・下座(三味線)エイコ

申込案内

下記の申込フォームから一回につき一名のみお申し込みできます。記入欄に ①名前 ②メールアドレス  ③メッセージ欄に「11月3日公演」と記入して、送信ボタンをクリックしてください。(ご要望やご質問がある方はメッセージ欄にご記入ください) *申し込み後3日以内に受付完了(参加確定)のメールを送信しますので、メールアドレスはお間違いのないようにお願いします。3日経ってもこちらからの返信がない場合は、再度、申込フォームの「メッセージ欄」にその旨を書いて送ってください。 *先着90名ですので、ご希望の方はお早めにお申し込みください。 *申込者の皆様のメールアドレスは、本公演に関する事務連絡およびご案内目的のみに利用いたします。本目的以外の用途での利用は一切いたしません。

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2014年12月31日水曜日

追憶の2014年 [諸記]

 2014年が終わろうとする。例年より、公私ともにかなり忙しい日々を送った。「追憶」のようにして、今年をふりかえりたい。

 最も力を入れた活動、私的ではあるが語の本来の意味では半ば公的でもある活動は、やはり、7月12,13日開催の「ロックの詩人 志村正彦展」とフォーラムだった。
 はるばる甲府まで訪れていただいた皆さまには、この場を借りて、もう一度、深く感謝を申し上げます。

 予想をはるかに超えた来場者数に、志村正彦の影響力の凄さをあらためて知ることになった。熱心に丁寧に時間をかけて展示物や資料を見ていた彼の聴き手の「愛」に、同様に一人の聴き手である私もとても心を動かされた。考えさせられたことも多く、私的な立場でこの《偶景web》に書きたいこともあるのだが、《ロックの詩人 志村正彦展web》での報告が完了するまでは待つことにしたい(遅々たる歩みで申し訳ありません)。

 私的な活動としては、2年目に入ったこの《偶景web》を持続させることに集中した。「志村正彦ライナーノーツ」から独立させた「詞論」、「偶景」や「映像」という新しいシリーズも始めた。中心にあるのは志村正彦だが、多様なシリーズや観点を設定した方が結果的に、彼に接近できるような気がするからだ。

 今年出かけたライブのリストを挙げたい。志村正彦、フジファブリックに対する見方が独りよがりなものにならないように、彼に関わりのある音楽家を主にしてロック音楽の現在の「場」に行くことを自らに課してきた。

  1/11  佐々木健太郎 (甲府・ハーパーズミル)
  1/12  吉野寿・向井秀徳 (甲府・桜座)
  2/ 2     a flood of circle (山梨県昭和町・Hangar Hall)
  2/14  メレンゲ (渋谷公会堂)
  2/22  直枝政広・おとぎ話 (甲府・桜座)
  2/23  大森靖子 (甲府・桜座)
  4/ 6   斉藤和義 (甲府・県民文化ホール)
  4/13  フジファブリック『live at 富士五湖文化センター上映會』 (富士吉田・ふじさんホール)

  5/ 3   藤巻亮太 (甲府・県民文化ホール)
  8/24  シーナ&ロケッツ (甲府・桜座)
  9/23  HINTO (渋谷CLUB QUATTRO)
  10/ 5  THE BOOM (甲府・県民文化ホール)
  10/26   アナログフィッシュ・moools  (甲府・桜座)
  11/28  フジファブリック (日本武道館)


 やはり4月13日の「上映會」は欠かせない。志村正彦在籍時のフジファブリックの「ライブ」としても、私は経験したのだから。
 平均すると一月に一回以上という私にしてはかなりのハイペース、「ロック好きのおじさん!」と化した一年だった。吉野寿・向井秀徳、直枝政広・おとぎ話、大森靖子、藤巻亮太、シーナ&ロケッツ、mooolsについては「詞論」等で取り上げることはできなかったが、どれも素晴らしいライブだった。いつか機会を設けて書くことにしたい。
 こうしてリストを眺めると、甲府にある桜座の存在が大きい。「どうしておなかがすくのかな企画」を始めとする地元の企画者の努力も本当に有り難い。

 フジファブリックは特別なので除外するとして、この中で心にいつまでも残響しているのは、HINTOとアナログフィッシュのライブ。HINTO『NERVOUS PARTY』とアナログフィッシュ『最近のぼくら』という新アルバムも繰り返し聴いた。
 安部コウセイ『エネミー』、下岡晃『Nightfever』の言葉は、自分自身と時代そのものに誠実に向きあっている。「今」を生きる「ロックの詩人」の代表格だ。

 今年最も数多く聴いた歌は、フジファブリック『セレナーデ』。
 志村正彦の《声》と《言葉》に救われるようにして、2014年という時を過ごすことができた。

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