11月15日(日)の午後2時から「こうふ亀屋座」で、〈甲府 文と芸の会〉の第2回公演〈谷崎潤一郎「母を恋うる記」講座・芝居の会〉を開催します。
谷崎潤一郎の「母を恋うる記」は大正8年(1919年)発表の幻想的で美しく哀しい小説です。語り手・主人公の〈私〉が夢の中で子供に戻り、幻のように明るい夜に海辺近くの街道を歩いて母を探しにいきます。亡くなった実母への谷崎の深い思慕が綴られています。
公演の第1部は「夢の文学」に関する私の講座、第2部は有馬眞胤(まさたね)とエイコが小説の言葉そのものを語る芝居によって谷崎潤一郎の夢の世界を上演します。
期日 2026年11月15日(日)
開場13:30 開演14:00 終演予定 15:30
会場 こうふ亀屋座 甲府市丸の内1丁目11-5
内容 第1部 講座「夢の文学-志賀直哉・谷崎潤一郎・芥川龍之介」
小林一之(山梨英和大学特任教授)
第2部 芝居「母を恋うる記」
有馬眞胤・エイコ(有馬銅鑼魔)
主催 甲府文と芸の会
料金 無料(要申込 先着100名)
申込 10月1日から〈偶景web〉内のフォームで受付開始
〈偶景web〉https://guukei.blogspot.com
開場13:30 開演14:00 終演予定 15:30
会場 こうふ亀屋座 甲府市丸の内1丁目11-5
内容 第1部 講座「夢の文学-志賀直哉・谷崎潤一郎・芥川龍之介」
小林一之(山梨英和大学特任教授)
第2部 芝居「母を恋うる記」
有馬眞胤・エイコ(有馬銅鑼魔)
主催 甲府文と芸の会
料金 無料(要申込 先着100名)
申込 10月1日から〈偶景web〉内のフォームで受付開始
〈偶景web〉https://guukei.blogspot.com
有馬眞胤さんは、劇団四季に所属して『異国の丘』『オンディーヌ』などを演じた後、蜷川幸雄の演出作品に20年間参加し、『王女メディア』『近松心中物語」『ニナガワ・マクベス』の世界ツアーでロンドン、ニューヨーク、バンク―バー、香港、アントワープ、シンガポール、クワラルンプール、ヨルダン、エジプトなどで公演しました。平幹二郎主宰の「幹の会」の公演『冬物語』『王女メディア』『鹿鳴館』などにも参加。その後、劇団やプロジェクトから完全に独立して、2005年から「有馬銅鑼魔」と題する独り芝居、独り語りを始め、2020年からは両国シアターXカイに拠点を移し、精力的に活動を続けています。有馬の語り芸は朗読ではなく、本は持たずに一篇の小説を全て覚えて演じます。落語でもなく、講談でもなく、新しい語りのジャンルを創造しています。
エイコさんは、有馬の独り芝居・一人語りに津軽三味線で合いの手を入れる活動で初めて舞台に立ちました。2011年3月、文学座アトリエ公演『草鞋をはいた』(鵜澤秀行演出、坂部文昭主演)の下座として出演。近年は篠笛と語りに挑戦。最近は北條民雄『すみれ』、芥川龍之介『尾生の信』等の朗読・独り芝居を上演しています。
講座担当の私(小林一之)は、山梨県立文学館、県立高校を経て、現在は山梨英和大学人間文化学の特任教授として表現教育や近代文学研究に携わっています。芥川龍之介・志賀直哉の夢をモチーフとする小説をフロイトやラカンの精神分析に依拠して分析し、飯田蛇笏や太宰治などの山梨出身やゆかりの作家を研究してきました。最近の論文・評論は、芥川龍之介「夢」の分析(「山梨英和大学紀要」24号2026.3)、〈私〉と〈王〉の再生-太宰治「新樹の言葉」から「走れメロス」へ-(「イマジネーション」23号 山梨文芸協会 2026.3)、「蛇笏と龍之介」(1)~(4)(「山廬」34~37号 山廬文化振興会 2024~2025)、志賀直哉「イヅク川」の分析(「山梨英和大学紀要」22号2024.3)等。この〈偶景web〉では主に志村正彦の歌詞について考察しています。
なお、ここに掲載した美しい色合いと綺麗な構図のフライヤーは、内藤理さん(画家・美術教育)にデザインしていただきました。
昨年度の〈甲府 文と芸の会〉の第1回公演で上演された太宰治「走れメロス」の独り芝居は大好評でした。〈本物に出会った。そんな思いがしました〉〈有馬さんの迫力ある演技を見て、学生時代に読んだ走れメロスのストーリーが蘇りました〉〈三味線の音色に津軽の景色が広がりました〉〈有馬さんの声の抑揚、身振り、手振り などとても引き込まれました〉〈久しぶりにお芝居の楽しさを感じました〉という声が寄せられました。
今年度の「母を恋うる記」では、語り手・主人公の〈私〉を有馬眞胤さん、〈私〉が出逢う女性をエイコさんが演じて、谷崎の夢の物語を「こうふ亀屋座」の趣ある舞台で上演します。
谷崎潤一郎「母を恋うる記」の公演は、10月1日から、この〈偶景web〉内のフォームで申込の受付を開始します。

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