11月15日の甲府文と芸の会第2回公演、谷崎潤一郎「母を恋うる記」の開催まであと二ヶ月になりました。10月1日からこのブログ内のフォームで申し込みの受付を始めますので、よろしくお願い申し上げます。
今日は、主演の有馬眞胤さんとエイコさんのプロフィールをあらためて紹介します。
有馬眞胤
ありままさたね。劇団四季の団員となり、演劇活動を始めた。劇団四季退団後、20年の間、蜷川幸雄演出の作品に参加し、世界ツアーに同行した。1998年上演版の『王女メディア』(演出・蜷川幸雄、主演・平幹二郎)の「コロスの長」を演じた。この公演は毎日放送のドキュメンタリー番組『王女メディア 感動を創る男たち』で紹介され、有馬さんのインタビューも収められている。
2001年10月初演の劇団四季『ミュージカル異国の丘』(演出・浅利慶太、主演・石丸幹二)でのシベリア抑留兵「平井」役の演技が高く評価された。シベリアの収容所で生きて帰れないと悟った年長の平井が帰国する仲間たちに家族への遺言を暗記して伝えてほしいと願う場面が感動的であった。この公演は後にNHKBSで放送された。
その後、幹の会(平幹二郎主宰)の『冬物語』、2012年に再演された『王女メディア』(演出・髙瀬久男、主演・平幹二郎)の「守役」を演じた。この公演は『王女メディア(Medea)』2012年版DVD(制作幹の会)として発売されている。
このように、その確かな演技力と謙虚な人柄によって、浅利慶太、蜷川幸雄、平幹二郎、日本を代表する演出家や役者たちの舞台を支える実力派俳優として活躍してきた。
2005年より「有馬銅鑼魔」と銘うって、エイコの津軽三味線の伴奏で、芥川龍之介『蜘蛛の糸』・太宰治『走れメロス』等の小説を全て覚えて演じる独り芝居を中心に活動を続けている。2009年より浅草リトルシアター、2020年より両国シアターXカイが拠点となっている。
今後も有馬さんの演技については、NHKBSで放送された『ミュージカル異国の丘』映像や2012年版『王女メディア』のDVDなどを通して、このブログで紹介していきたい。
エイコ
有馬英子。有馬眞胤の独り芝居・一人語りに津軽三味線で合いの手を入れる活動で初めて舞台に立つ。2011年3月、文学座アトリエ公演『草鞋をはいた』(鵜澤秀行演出、坂部文昭主演)の下座として出演。篠笛と語りにも挑戦し、2023年から武藤挺一画伯の個展のイベントとしてライブ活動を開始。
近年は、新宿のシャンソンの店 Kuwa、両国のシアターXカイ、甲府のこうふ亀屋座で、川端康成『雨傘』、小川未明『金の輪』、幸田文『濃紺』、北條民雄『すみれ』、太宰治『新樹の言葉』、芥川龍之介『尾生の信』等の文学作品を朗読している。
11月15日の谷崎潤一郎「母を恋うる記」公演では、有馬さんが原作の谷崎潤一郎の分身である「私(潤一)」、エイコさんが三味線を弾く女、「私(潤一)」が探し求める母を演じる。有馬さんとエイコさんによる「二人芝居」とも言える公演になるだろう。
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