11月15日谷崎潤一郎「母を恋うる記」(甲府文と芸の会第2回公演)

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2020年6月4日木曜日

Sly & The Family Stone『Family Affair』[S/R008]

 [S/R008]は、Sly & The Family Stoneスライ&ザ・ファミリー・ストーンの『Family Affair』ファミリー・アフェア。

 1971年発表。当時、この曲はラジオでかなり放送されていた。すでにロック音楽に馴染んでいた中学生の僕は、この曲でロックとは異なる音楽の世界があることを知った。この曲を聞くといつも、なぜか冬の夜の情景を思いだす。エレクトリックなファンクのビートに乗って、スライの低くて力強い声がクールに響き出すと、どこか別の世界に持って行かれるような不思議な気分になった。押さえられた高揚感とでも言うのだろうか。この曲は特別な存在となった。

 歌詞の世界はいまだによく分からない。「Family Affair」という表現に重層的に織り込まれているアフリカ系アメリカ人の生活や歴史が掴みきれないからだ。「Family Affair」の声、響き、叫びのようなものが、その意味を超えて何かを聴く者に伝えてくる。


 "Family Affair" by Sly & The Family Stone




It's a family affair, it's a family affair
It's a family affair, it's a family affair
One child grows up to be
Somebody that just loves to learn
And another child grows up to be
Somebody you'd just love to burn
Mom loves the both of them
You see it's in the blood
Both kids are good to Mom
"Blood's thicker than mud"
It's a family affair, it's a family affair

Newlywed a year ago
But you're still checking each other out
Nobody wants to blow
Nobody wants to be left out
You can't leave, 'cause your heart is there
But you can't stay, 'cause you been somewhere else!
You can't cry, 'cause you'll look broke down
But you're cryin' anyway 'cause you're all broke down!
It's a family affair
It's a family affair


 この曲を含むアルバムは、スライ&ザ・ファミリー・ストーン5枚目のアルバム『暴動』 (There's a Riot Goin' On)である。上の画像は『暴動』のオリジナル・ジャケットである。wikipediaによれば、星のかわりに太陽を配した赤・白・黒からなる星条旗を用いている。スライはこのジャケットは「すべての人種の人々」を意味し、黒は色の欠如、白はすべての色の混合、赤はあらゆる人に等しく流れる血の色を表していると説明しているそうだ。アルバムA面の最後にはタイトル・トラックがあるが、これは0分0秒と記されている。つまり、無音であり、聴き取ることはできない。このタイトルはある暴動のことを示しているとも言われてきたが、後年、スライは「自分はいかなる暴動も起こってほしくない」がゆえに表題曲 "There's a Riot Goin' On" には演奏時間がないのだと説明したようである。

 youtubeに当時の映像があった。スライの隣にいるのは妹のローズ・ストーン。あの印象深いコーラスを担当している。


 Family Affair - Sly & The Family Stone  1972



 Sly & The Family Stoneが2008年の「Tokyo Jazz Festival」に出演した時の貴重な映像もあった。5分30秒すぎに、スライが登場し、大喝采を浴びながら、『Family Affair』を歌い始める。

    Sly & The Family Stone - Live at Tokyo Jazz Festival 2008



 この日本で、東京で、スライ・ストーンが『Family Affair』を歌っているということ自体が不思議だ。奇蹟のようでもある。
 オランダ人ドキュメンタリストによるスライ・ストーンのドキュメンタリー映画があるが、まだ見ることができていない。

 




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