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2013年3月27日水曜日

「Fujifabric International Fan Site 」への感謝と語り合いの場(志村正彦LN 8)

  このところ、2,3日に1回の割合で「志村正彦LN」を掲載している。その間隔の時間の中で考えが深まったことを書くようにしているが、そのような進行では、ブログの持つ「断章」という形式が有り難い。字数は1200字位から多いときで2000字程、原稿用紙換算では3枚から5枚といったところか、このくらいの字数で何とか一つのことを書き終わることができる。断章という形式とこの位の字数によって、どうにか進んでいけそうな気がする。

 しかし、書き終わった一つのことと次に書く一つのこととの間に、つながりが見えにくい場合もある。今、「若者のすべて」について書きつつあるのだが、そのたどりつく先が私自身まだ見えてこない。逆に言うと、見えてこないからこそこうして書いているのだが。方法や分析、言葉のアイディア。そして、本や雑誌で発表されている彼自身のコメント、ドキュメンタリー映像やライブ映像。断片的な言葉や素材が頭の中を駆けまわっているのだが、それを一つ一つ整理し、どのように展開していくか、試行錯誤を重ねている。読む立場からすると、論の方向が見えない、「行き当たりばったり」感があるかもしれないが、いろいろな話に飛びながらも、次第にリズムを整え、築いていくつもりなので、どうかご理解ください。
 
 というように書く準備をしていたところ、Jack Russell さんが主催する「Fujifabric International Fan Site」で、この「偶景web」を紹介していただいた。その上、過分な言葉
までいただき、非常に恐縮したのだが、私なりの方法でしっかりと書き続けていくようにという、優れた先行者からのあたたかい激励だと考える。Jack Russell さんには深く感謝を申し上げたい。すでに、LN3コメント欄で次のように書いたが、この言葉をそのまま再掲させていただく。

そもそも、私がこのようなblogを始めたのも、Jack Russellさんの「Fujifabric International Fan Site 」に出会ったことが大きなきっかけとなっています。志村展を始めとする様々なイベントや動きについての的確で丁寧でそして配慮の行き届いた文章、そして彼の歌を世界へ伝えていこうとする翻訳という行為、そのようなあなたの試みから「勇気」をいただいて、《偶景web》を作り、「志村正彦ライナーノーツ」を歩み始めることを決意しました。 

 「書く」ことへと踏み出したのは、この通りの経緯からである。「Fujifabric International Fan Site 」の他にも、インターネット上で、志村正彦の歌を愛する人々が心のこもった文を書いている。私もいろいろなことを教えられている。特に、彼と同世代のリアルタイムで聴いてきた若者の言葉にあふれる、非常に切実な想いには、心を動かされることが多い。たくさんの人々が、多様な視点で、自由に、志村正彦の歌について語り合うこと。《偶景web》もそのような場の一つになることを願っている。

2 件のコメント:

  1. 私の拙いブログを記事に取り上げて頂き、ありがとうございます。
    こちらこそ過分なお言葉を頂戴し、恐縮しております。
    志村君ファン一人一人が、自分の特技を生かし、各「持ち場」で彼の作った素晴らしい楽曲を語ることが、彼の真なる魅力を伝えていくことに繋がるのではと思っています。
    人と人とを繋げる温かいブログを目指し、努力していきたいと改めて誓いました。
    これからも偶景の記事を、楽しみにしております。

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  2. 再びのコメント、ありがとうございます。そうですね。すでに志村正彦の歌に出会った人、現在出会いつつある人、そしてこれから出会うであろう人、未来の聴き手のために、各々が「持ち場」を作っていきましょう。

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