フジファブリック「消えるな太陽」(詞・曲:志村正彦)は、2003年6月21日発売の2ndミニアルバム『アラモード』に収録されている。僕はまだ聴いたことがないが、富士ファブリック時代のカセットテープにも収録されたヴァージョンもあるそうなので、最も初期の曲であることは間違いない。この曲はメジャーデビュー後に再録音されていないが、2006年5月3日の日比谷野外音楽堂でのライブが収録されたDVD『Live at 日比谷野音』でライブヴァージョンを視聴できる。この映像では志村正彦のブルージーなギターソロが味わえる。
ここではYouTubeの「フジファブリック Official Channel」にある音源と歌詞を紹介したい。
本編からアンコールまですべての曲が2010年以降の作品であった。つまり、志村正彦の作品は演奏されなかったことになるが、これは事前に予想したとおりだった。昨年8月の〈フジファブリック 20th anniversary SPECIAL LIVE at TOKYO GARDEN THEATER 2024「THE BEST MOMENT」〉での志村曲を映像と共に演奏するという特別な演出によって、志村への感謝とリスペクトを表現したからだろう。
昨夜のライブは、「フジファブリック LIVE at NHKホール」というタイトルであり、20周年記念のなかには位置づけられてなかった。活動休止前の最後という点も特別に強調されてはいなかった。おそらく、この規模のホールでのワンマンライブで2010年以降の楽曲だけが演奏されることはこれまでなかったと思われる。
それに関連して、8月に、フジファブリック 20th anniversary SPECIAL LIVE at TOKYO GARDEN THEATER 2024「THE BEST MOMENT」が開かれた。志村家の協力によって、これまでにない素晴らしい演出となった。『モノノケハカランダ』『陽炎』『バウムクーヘン』『若者のすべて』では、志村正彦の音源・映像とステージでの生演奏がミックスされた。アンコールの『茜色の夕日』では画像はない代わりに、志村の歌う声が強く響いてきた。