今日は午前中に甲府を出発し、富士吉田に出かけた。
御坂トンネルを抜けてすぐに、雪景色の雄大な富士山が広がる。山梨在住で富士を眺めることが多い私にとっても、この峻厳な美を抱く富士になれてしまうことはない。いつも、その姿に圧倒されてしまう。
吉田の街は、ここ数日の雪や雨模様から脱し、日差しも穏やかで温かい。この週末の三連休から24日にかけて、この地を訪れる志村正彦ファンは多いだろう。この天気が迎え入れてくれるようで、感謝する。
午後、志村正彦の菩提寺にお参りする。
彼のお墓には、遠方から来られたのであろう、キャリーバッグを引いたファンと思われる方がお線香をあげられていた。(声をおかけすることはできなかったが、ありがたい気持ちに包まれる)
しばらく待ち、花を手向ける。伝えたいことを一つだけ伝える。後にも待っている方、帰り道でも同じ目的だと思われる方にお会いする。沢山の方がお墓参りにいらっしゃっている。
亡くなって4年たつが、彼は人々の心の中でずっと生き続けている。
夕方5時、菩提寺の近くで、『茜色の夕日』のチャイムを聴く。
冬のひきしまった空気の感触に、チャイムの音がしみこむ。夏も聴いたのだが、冬の方がこの音色には合うような気がする。
メロディの純粋な旋律が、空に静かに響く。空気が呼応して澄んでくる。何かを想う。
『茜色の夕日』のチャイム、単音の旋律は、歌詞の言葉さえ要らないかのように、そこに確かにあり、そこで確かに響いていた。
公演名称
〈太宰治「新樹の言葉」と「走れメロス」 講座・朗読・芝居の会〉の申込
公演概要
日時:2025年11月3日(月、文化の日)開場13:30 開演14:00 終演予定 15:30/会場:こうふ亀屋座 (甲府市丸の内1丁目11-5)/主催:甲府 文と芸の会/料金 無料/要 事前申込・先着90名/内容:第Ⅰ部 講座・朗読 「新樹の言葉」と「走れメロス」講師 小林一之(山梨英和大学特任教授)朗読 エイコ、第Ⅱ部 独り芝居 「走れメロス」俳優 有馬眞胤(劇団四季出身、蜷川幸雄演出作品に20年間参加、一篇の小説を全て覚えて演じます)・下座(三味線)エイコ
申込方法
右下の〈申込フォーム〉から一回につき一名お申し込みできます。記入欄の三つの枠に、 ①名前欄に〈氏名〉②メール欄に〈電子メールアドレス〉③メッセージ欄に〈11月3日公演〉とそれぞれ記入して、送信ボタンをクリックしてください。三つの枠のすべてに記入しないと送信できません(その他、ご要望やご質問がある場合はメッセージ欄にご記入ください)。申し込み後3日以内に受付完了のメールを送信します(3日経ってもこちらからの返信がない場合は、再度、申込フォームの「メッセージ欄」にその旨を書いて送ってください)。
*〈申込フォーム〉での申し込みができない場合やメールアドレスをお持ちでない場合は、チラシ画像に記載の番号へ電話でお申し込みください。
*申込者の皆様のメールアドレスは、本公演に関する事務連絡およびご案内目的のみに利用いたします。本目的以外の用途での利用は一切いたしません。
2013年12月21日土曜日
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