今朝、同僚が「朝のNHKラジオで、フジファブリックの曲がかかってましたよ」と教えてくれた。(時々、そんな情報をいただくことがあり、感謝です。)
12月は、自然に志村正彦を想う時節になっているのだろう。
調べてみると、NHKラジオ第1 放送の「すっぴん!」(月~金・朝8:00~11:50)火曜担当の津田大介氏が『パッション・フルーツ』を選曲して放送してくれたらしい。
それにしても、朝+NHK+ラジオ第1+『パッション・フルーツ』という組合せは、シュールだ。
津田大介氏というと、若手の「論客」として知名度が高い人。なぜ彼がフジファブリック?と思い、検索してみると、次のツイート「津田大介@tsuda」[https://twitter.com/tsuda]の記録が見つかった。
12月25日 20:47:44
あまりに突然過ぎて……。今年は何かやっぱりおかしい。
フジファブリック志村正彦、12月24日に急逝 http://j.mp/8wLVgX
12月25日 20:51:50
「TEENAGER」と「CHRONICLE」は本当によく聴いたアルバムだったので、
いろいろ信じられない。
12月25日 20:55:03
毎年これくらい年の瀬になると「今年はたくさん亡くなったなー」と思うけど、
でも今年は特別な気がする。何なんだゼロ年代。
最初に言及されている、ナタリーの記事「フジファブリック志村正彦、12月24日に急逝」[http://j.mp/8wLVgX]は「2009年12月25日 20:44」に配信されているので、津田氏の投稿時刻「20:47:44,20:51:50,20:55:03」は、非常に即時的な反応であり、「あまりに突然過ぎて……。」という信じられない気持ちがリアルに伝わってくる。引用するのがためらわれるくらいに。
津田氏のような言論の人(彼にはネットと音楽関係の著作もあるので、音楽には詳しいのだろうが)が、「TEENAGER」と「CHRONICLE」を「本当によく聴いたアルバム」と発言していることに、少しばかりの驚きと共に、仲間を見いだしたような素直なうれしさも感じる。そして、「何なんだゼロ年代」という言葉には、この人らしい悲痛な想いと世代論的な捉え方が込められている。
もう少し探すと、「ここ数年はフジファブリックが好きでした。」[2010-11-13]、「日本のバンドではカーネーションとGREAT3、最近ではフジファブリックが好きでした。海外だとXTCとか。最近だとMEWが好きですね。」[2011-05-02]というツイートもあった。
津田大介氏のフジファブリック愛にあふれる言葉だ。
XTC好きであれば、『TEENAGER』と『CHRONICLE』好きであることも頷ける。(私は80年前後にリアルタイムでXTCに触れた世代であり、『Black Sea』や『English Settlement』をすごくよく聴いていた。翳りのあるポップでひねくれた「ニューウェイヴ」バンドの筆頭格だった。当時は「パワーポップ」という言葉はなかった。今振り返ると、XTCからフジファブリックへという大きな流れがあるようにも思う)
津田氏がつぶやいたように、「ゼロ年代」の音楽という視点から、志村正彦を、フジファブリックを捉えることも重要なのだろう。いつかそういう視点で考えてみたい。
公演名称
〈太宰治「新樹の言葉」と「走れメロス」 講座・朗読・芝居の会〉の申込
公演概要
日時:2025年11月3日(月、文化の日)開場13:30 開演14:00 終演予定 15:30/会場:こうふ亀屋座 (甲府市丸の内1丁目11-5)/主催:甲府 文と芸の会/料金 無料/要 事前申込・先着90名/内容:第Ⅰ部 講座・朗読 「新樹の言葉」と「走れメロス」講師 小林一之(山梨英和大学特任教授)朗読 エイコ、第Ⅱ部 独り芝居 「走れメロス」俳優 有馬眞胤(劇団四季出身、蜷川幸雄演出作品に20年間参加、一篇の小説を全て覚えて演じます)・下座(三味線)エイコ
申込方法
右下の〈申込フォーム〉から一回につき一名お申し込みできます。記入欄の三つの枠に、 ①名前欄に〈氏名〉②メール欄に〈電子メールアドレス〉③メッセージ欄に〈11月3日公演〉とそれぞれ記入して、送信ボタンをクリックしてください。三つの枠のすべてに記入しないと送信できません(その他、ご要望やご質問がある場合はメッセージ欄にご記入ください)。申し込み後3日以内に受付完了のメールを送信します(3日経ってもこちらからの返信がない場合は、再度、申込フォームの「メッセージ欄」にその旨を書いて送ってください)。
*〈申込フォーム〉での申し込みができない場合やメールアドレスをお持ちでない場合は、チラシ画像に記載の番号へ電話でお申し込みください。
*申込者の皆様のメールアドレスは、本公演に関する事務連絡およびご案内目的のみに利用いたします。本目的以外の用途での利用は一切いたしません。
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