一昨日12月13日、『ヤマナシ・クエスト 若者のすべて~フジファブリック志村正彦がのこしたもの~』を見た。
山梨県限定の放送だったのでご覧になっていない方が多いと思われる。録画その他の方法で視聴できる機会もあるだろうから、内容についてここで記すことは控えたい。数々の貴重な映像や証言があったので、志村正彦そしてフジファブリックのファンにとって必見の番組である。
NHK甲府放送局のHPではこう紹介されていた。
NHK甲府放送局では、志村が亡くなってから10年となる2019年12月、ミュージシャン志村正彦が私たちに一体何を残したのか?志村の生涯や彼が生んだ音楽に心を動かされた人々への取材を通じ、番組でお伝えしていきます。
確かにその通りの構成だった。時間をかけて丁寧に取材されていた。NHK甲府放送局の制作スタッフには敬意を表したい。しかし一言だけ率直な感想を書かせていただく。やはり、焦点が絞り切れていなかった気がする。どうしてなのか。「志村正彦が私たちに一体何を残したのか?」というのが難しいテーマであるからだ。そこに行き着く。一つの番組が追いかけるられるものには自ずから限界があるので、それはそれでいいとも言えるが。NHK甲府には今回だけでなく今後もこのテーマを追究してもらえればありがたい。
繰り返すが、「志村正彦が私たちに一体何を残したのか?」というのは深くて重いテーマである。それは彼の作品を愛する私たち一人ひとりの心の中にある。これからもあり続ける。
この番組を見終わって、「志村正彦」が「僕」に何を残したのかという問いが浮かんできた。意外なことでもあるが、このような問いかけを自らに課したことは今までなかった。どう答えたらいいのだろうか。さまざまな言葉が去来するのだが、単純な一つのものが最もふさわしいことに気づいた。今、《偶景web》という場でこの文を書いている行為そのものである。
2012年12月にこの場は始まった。7年が経つ。持続することが応答することだと信じている。
公演名称
〈太宰治「新樹の言葉」と「走れメロス」 講座・朗読・芝居の会〉の申込
公演概要
日時:2025年11月3日(月、文化の日)開場13:30 開演14:00 終演予定 15:30/会場:こうふ亀屋座 (甲府市丸の内1丁目11-5)/主催:甲府 文と芸の会/料金 無料/要 事前申込・先着90名/内容:第Ⅰ部 講座・朗読 「新樹の言葉」と「走れメロス」講師 小林一之(山梨英和大学特任教授)朗読 エイコ、第Ⅱ部 独り芝居 「走れメロス」俳優 有馬眞胤(劇団四季出身、蜷川幸雄演出作品に20年間参加、一篇の小説を全て覚えて演じます)・下座(三味線)エイコ
申込方法
右下の〈申込フォーム〉から一回につき一名お申し込みできます。記入欄の三つの枠に、 ①名前欄に〈氏名〉②メール欄に〈電子メールアドレス〉③メッセージ欄に〈11月3日公演〉とそれぞれ記入して、送信ボタンをクリックしてください。三つの枠のすべてに記入しないと送信できません(その他、ご要望やご質問がある場合はメッセージ欄にご記入ください)。申し込み後3日以内に受付完了のメールを送信します(3日経ってもこちらからの返信がない場合は、再度、申込フォームの「メッセージ欄」にその旨を書いて送ってください)。
*〈申込フォーム〉での申し込みができない場合やメールアドレスをお持ちでない場合は、チラシ画像に記載の番号へ電話でお申し込みください。
*申込者の皆様のメールアドレスは、本公演に関する事務連絡およびご案内目的のみに利用いたします。本目的以外の用途での利用は一切いたしません。
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