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志村正彦ライナーノーツ/芥川龍之介の偶景/ここはどこ?-物語を読む/〈甲府 文と芸の会〉……
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2025年8月18日月曜日
芥川龍之介 夏季休暇中の山梨への旅(一)丹波山・塩山
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明治41(1908)年の夏、芥川龍之介は16歳、東京府立第三中学校の4年生だった。夏季休暇中の7月24日から8月1日までの9日間、親友の西川英次郎と山梨と長野へと旅した。 その際の日録が、丹波・上諏訪・淺間行 明治四十一年夏休み「日誌」(『芥川龍之介未定稿集』、引用文は同書によ...
2025年8月12日火曜日
7月の甲府Be館 『104歳、哲代さんのひとり暮らし』『テルマがゆく! 93歳のやさしいリベンジ』『ルノワール』
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7月は、甲府中心街の「シアターセントラルBe館」で三本の映画を見た。この三つの作品についての感想を少し書きたい。 『104歳、哲代さんのひとり暮らし』 104歳の石井哲代さんのひとり暮らしの日々を追うドキュメンタリー映画。監督は山本和宏。地元紙の中国新聞で哲代さんを取材した連...
2025年8月11日月曜日
芥川龍之介「海のほとり」の夢
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作家の書簡を読んでいると、その日付に目がとまることがある。ある作品が書かれた日付から特定の周年、例えば十年後、五十年後、百年後に当たる日に、その作品について想いをめぐらすことがある。 今日からちょうど百年前の1925(大正14)年8月11日に、芥川龍之介は次の手紙を当時の「中...
2025年8月10日日曜日
甲斐・甲州・甲府-芥川龍之介・井伏鱒二・太宰治
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近代文学の作家の中で、芥川龍之介、井伏鱒二、太宰治の三人は山梨を訪れ、深い関わりを持った作家の代表的存在である。 彼らの山梨や甲府の呼称には違いがある。彼らはどう呼んでいたのか。以下、その特徴を示した例を引用したい。呼称には下線を引く。 芥川龍之介 ・甲州葡萄の食ひあき...
2025年8月9日土曜日
〈偶景web〉のリニューアル
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〈偶景web〉は2012年12月にスタートして、今年で14年目に入りました。おかげさまで、記事の総数が六百ほどに達し、ページビューも五十万を超えました。この機会にこのブログをリニューアルします。 今後も〈偶景web〉の主要コンテンツが「志村正彦ライナーノーツ(LN)」であるこ...
2025年8月6日水曜日
「若者のすべて」の善きもの-小川洋子『サイレントシンガー』[志村正彦LN368]
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『サイレントシンガー』の「完全なる不完全」「不完全さがもたらす善きもの」という表現から志村正彦の歌が思い浮かんできたと前回書いた。今日は志村正彦の作品に即し書いてみたい。志村の歌の場合、この不完全さは表現の欠落や不在として現れている。 例えば、「若者のすべて」の鍵となるフレー...
2025年8月3日日曜日
「完全なる不完全」「不完全さがもたらす善きもの」-小川洋子『サイレントシンガー』[志村正彦LN367]
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小川洋子の『サイレントシンガー』が志村正彦の歌を喚起させた、と前回書いたが、今回はこの小説の重要なモチーフについて、ストーリーに触れることは最小限にしながら書いていきたい。 「内気な人々」が「アカシアの野辺」と名付けられた土地に集まって暮らしていた。内気な人々は沈黙を愛してい...
2025年7月20日日曜日
「若者のすべて」のチャイムと小川洋子『サイレントシンガー』の冒頭シーン[志村正彦LN366]
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今年も、志村正彦の誕生日をはさむ7月7日から13日まで、富士吉田の防災行政無線の夕方6時のチャイムが志村作詞・作曲のフジファブリック「若者のすべて」に変更され、その音が市内に響いた。 その映像がYouTubeで流されたり、SNSで語られたりした。夏7月の「若者のすべて」と冬1...
2025年7月18日金曜日
「若者のすべて」/マクドナルドCM「大人への通り道篇」[志村正彦LN365]
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今日、関東地方で梅雨が明けた。ここ数日の雨模様の天気から晴天に一変。真夏の日差しに包まれた。眩しい光の季節の到来だ。 午後3時少し前のことだった。 PCで作業をしていると、壁際のテレビから突然、志村正彦の声が聞こえてきた。「若者のすべて」の冒頭だ。驚いて画面を見ると、マクド...
2025年7月10日木曜日
志村正彦と飯田龍太の「陽炎」[志村正彦LN364]
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今日7月10日は志村正彦の誕生日である。1980年、山梨の富士吉田市で生まれた。同じ7月10日に生まれた偉大な俳人がいる。飯田龍太。1920年、山梨の境川村で生まれた。 六十年を隔てて、志村正彦は飯田龍太と同じ日に誕生した。時代も表現形式も一般的な知名度も異なるこの二人を同...
2025年6月29日日曜日
6月の甲府Be館『小学校~それは小さな社会~』『教皇選挙』『敵』『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』
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6月は「シアターセントラルBe館」で四本の映画を見た。 僕も妻もいろいろと忙しい毎日を送っていて、このところ、週に一度の映画館通いが唯一の愉しみである。Be館は甲府の中心街にあるので、映画の前後にランチを食べ、街を歩く。日常から解放される。ささやかだがそれなりにぜいたくな時...
2025年5月31日土曜日
「こうふ亀屋座」「小江戸甲府花小路」/Be館『35年目のラブレター』
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4月19日、甲府市の中心街に江戸情緒あふれるまちなみを作るプロジェクトとして、甲府城の南側エリアに歴史文化交流施設「こうふ亀屋座」と交流広場、その周辺に江戸の町並みをイメージした飲食物販等施設「小江戸甲府花小路」という小路がオープンした。 「こうふ亀屋座」には120人収容の演...
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