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志村正彦ライナーノーツ/芥川龍之介の偶景/ここはどこ?-物語を読む/〈甲府 文と芸の会〉……                                                                                                                                 

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2022年3月13日日曜日

木下惠介監督『笛吹川』

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  二月の下旬以来、重苦しい日々が続く。自明だと考えていた世界の前提が壊されてゆく。沈鬱な気分に陥り、ブログを書くこともできなかった。  昨日3月12日、山梨市の日下部公民館で木下惠介監督『笛吹川』(1960年)の上映会があった。原作は山梨出身の作家深沢七郎の同名小説である。上映...
2022年2月13日日曜日

抒情と祈り-『花』[志村正彦LN305]

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 志村正彦の抒情の方法について考えてみたい。志村の場合、人への想いを抒情として表現するにしても、それが直接的に語られることはほとんどない。自らの眼差しによって、景物や風景の動きや時間の流れを描いていく。その変化や瞬間の出来事に、抒情の核になるものが、秘められてあるもの、隠されてあ...
2022年1月30日日曜日

ちょっと犬に冷たくないですか [ここはどこ?-物語を読む 11]

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 以前から気になっていたことがある。「志村正彦さん、ちょっと犬に冷たくないですか」ということだ。  最初に感じたのは、「ペダル」だったか。   何軒か隣の犬が僕を見つけて  すり寄ってくるのはちょっと面倒だったり  「ペダル」では「その角を曲がっても消えないでよ」というように、ほ...
2022年1月23日日曜日

志村とシムラ「ダンス2000」[志村正彦LN304]

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 「ダンス2000」(作詞・作曲:志村正彦)は、2002年10月リリースの1枚目ミニアルバム 『アラカルト』の五曲目に収録された。演奏は、Vo.Gt. 志村正彦、Key.田所幸子、Dr.Cho.渡辺隆之、サポートメンバーGt.萩原彰人、Ba.Cho.加藤雄一の五人である。この曲も...
2022年1月9日日曜日

下吉田駅、富士山駅、新倉富士浅間神社[志村正彦LN303]

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 新年になって、富士吉田に出かけた。御坂トンネルを抜けると白銀の富士。目に眩しいほど光を反射していた。吉田に入り、富士急行線の下吉田駅、富士山駅、新倉富士浅間神社を巡ってきた。  昼頃、下吉田駅に到着。入場券を購入し、ホームへ向かうと、すぐ近くに志村正彦のパネルが設置されていた。...
2021年12月31日金曜日

2021年そして2011年 [志村正彦LN302]

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 毎年、大晦日にその年を振り返ることが多いが、今日はまず、十年前の2011年のことを思い出してみたい。この年の12月23・24日、志村正彦の同級生たちが富士吉田市民会館で「志村正彦展 路地裏の僕たち」を開催した。縁があって、この地元で初の本格的な志村展で、当時勤めていた甲府城西高...
2021年12月26日日曜日

「セレナーデ」と「若者のすべて」[志村正彦LN301]

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  前回、「若者のすべて」の〈「僕ら」、「僕」という一人称単数ともう一人の一人称単数の存在は、別々の場にいるのだが、それでも、何か一つのものを分かち合っている。かけがえのないものを分有している〉と書いた。  「僕」にとっての〈もう一人の一人称単数の存在〉は、「僕」の視点から見ると...
2021年12月19日日曜日

「僕」は「僕ら」でもある-「若者のすべて」24[志村正彦LN300]

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 前回述べたように、ドラマ『SUMMER NUDE』の世界では、「若者のすべて」をめぐって、〈別れた彼女と偶然の再会を期待して、思い出の花火大会に来たけど会えない〉とする三厨朝日と、〈その彼女と花火大会の日に偶然再会する〉〈まったく会えることを期待しなかった彼女に最後の最後に会っ...
2021年12月12日日曜日

解釈の分岐点-「若者のすべて」23[志村正彦LN299]

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 「若者のすべて」の歌詞自体の分析を再開したい。前回の《22》から2か月ぶりになる。  「僕」と、「僕」が〈会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ〉と想い続けている人とが再会したのかどうかを前回で論じた。「若者のすべて」を物語として読むときに、二人の再会の有無が大きなテー...
2021年12月5日日曜日

「若者のすべて」の共演-「MUSIC BLOOD」[志村正彦LN298]

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  12月3日放送の日本テレビ「MUSIC BLOOD」(MC:田中圭・千葉雄大)を見た。  毎週1組のアーティストを迎え、衝撃的な音楽との出会いから始まった音楽人生や今も血液として自分に流れる原体験を〈MUSIC BLOOD〉として語り、自らの〈BLOOD SONG〉となった曲...
2021年11月21日日曜日

志村正彦の母校での講義 [志村正彦LN297]

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 先週、志村正彦の母校の山梨県立吉田高等学校で、志村正彦の歌詞についての出張講義を行ってきた。担当の先生から山梨英和大学に直接の依頼があった(ロックの歌詞に関する私の講義を聴いた吉田高校出身の学生が、その内容を母校の先生に話してくれたことがきっかけになったそうである)。志村の母校...
2021年11月7日日曜日

〈消えないでよ 消えないでよ〉-「ペダル」と「自転車泥棒」[志村正彦LN296]

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 2007年11月7日、「若者のすべて」「セレナーデ」「熊の惑星」の3曲を収録したフジファブリック10枚目のシングルCDがリリースされた。今日は14回目の誕生日。人間の成長に見立てれば「若者のすべて」も14歳になる。TEENAGERの真ん中の季節にたどりついた。  「ペダル」を冒...
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参加ユーザー

  • 小林一之
  • 藤谷怜子
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